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根端に近いところに進むと表示が変わり、繊細な手技に必要な細かい情報が読み取れる。 河田裕夫
 
根管治療は、臨床において地味ではあるが避けて通れないものである。理論的にはほぼ確立されているにもかかわらず、残念ながらその通りに行かないイメージがあり、日々新しい機器が開発されている。その難易度の高さは、歯牙の解剖的形態の複雑さに加え、必ずしも直視可で作業できないことに起因している。今回発売されたジャスティIIIは、直接見ることのできない根管の長さを電気的に測定する、いわゆるEMRである。過去様々な改良を加え、様々なメーカーが切磋琢磨して非常に正確な測定ができるようになってきた。その中で、ジャスティIIIはどのような「進化」をしたのだろうか。
このEMRの特徴は臨床的な「感覚」にマッチした表示にある。根端より5mm〜2.5mmでは比較的大きいスパンで表示され、2.5mmを過ぎるとゲージが拡大され、ピッチも非常に細かくなる2way meterになっている。臨床的には、ファイルを入れていくと大まかな進み方がわかり、根端に近いところに進むと表示が変わり、繊細な手技に必要な細かい情報が読み取れる。