HOME
根管長測定器の精度をあげると、根管治療の成功率を上げることができる。 吉川宏一
 
今回短期間であるがジャスティIIIを使用する機会を得た。機能面で特記すべきは2.5mmアンダーより画面がズーム画面に切り替わるところである。根管長測定器で術者が正確に知りたいのは根尖口の位置がどこであるかであり、その付近がズームに変わり精密に診断できることは根管拡大形成の精度をあげる上で重要である。根管拡大形成の精度をあげることが、根管内の起炎物質の徹底除去につながり、そのことで根管治療の成功率を上げることができる。従来の電気的根管長測定器では正確に測定できないケースがある。例えば抜髄の時に炎症による出血が著しい場合に器械がアンダーで反応する。ジャスティIIIを使用した期間が短いのでこのような症例は残念ながら無かったが、太い側枝がある場合にもその場所でやはりアンダーで反応する場合がある。先日このようなケースでジャスティIIIを使ったところ、側枝には反応せずに正確に根尖口の位置を示してくれた。このことはジャスティIIIの測定器としての正確さを示すものであろう。
また、患者やスタッフと治療の時間を快適に共有したいと考えたときに、「歯科医院らしくない」「怖い・痛いイメージがない」ことを大切にしたい。この観点からもこのジャスティIIIのデザインは高いレベルにあると言える。